2017-04-19
多くの結婚詐欺被害が報告されていますが、時々被害にあっているにも関わらず、詐欺だということに気付いていないケースもあるようです。
例えばこんなケースです。
アプリや婚パ等で普通に出会い、普通に交際が始まります。そして交際を重ね普通に結婚の約束をし、式場の予約をします。
さて、ここからです。
男が結婚式の費用を立て替えてほしいと言ってきます。理由は定期預金とか、会社の確定拠出年金とかを解約して結婚資金に充てるつもりなんだけど、手続きが間に合わない等、お金はあるけど一時的に払っておいてほしいという感じにします。
そして、女性が式場に代金を振込みます。
単純に 、この後 式がキャンセルされていて、男との連絡もつかなくなるのであれば、詐欺だったと気づくのですが、気づかせないようにもう一工夫します。
まず、式を延期しておきます。それから口論になることを、徐々に増やしていき、最終的に大ゲンカをして、その時から連絡を取れなくします。
その頃にはキャンセル料を差し引いた結婚式の代金が男の手に渡っています。
あらかじめ式は延期してありますから、直前のキャンセルではないので、代金の大半は帰って来ます。
女性の方は、式を延期してることを知らないので、単に支払った代金が無駄になってしまったとしか思わなかったり、結婚がダメになったショックでお金のことまで考えられなかったりして、うやむやな感じになってしまいます。
つまり、男が最初から金銭目的だったことに気づかず、女性の中では単なる失恋で終わってしまうことになります。
もちろんこれはほんの一例なので、色々な手口があります。
結婚資金が何らかの形で無になってしまうような場合は、詐欺被害の可能性も考えてみて下さい。